アルバメット(アルミ・ベリリウム複合材)
アルバメットは、アルミとベリリウムの複合材です。ベリリウムの「高剛性と低比重」、アルミの「良好な加工性と機械的特性」、それぞれの特徴を合わせ持っており、主に構造用材料として使用されています。また、熱膨張係数はアルミよりはるかに低く、熱伝導率は高くなっています。
近い特性を持つ金属ベリリウムと比較すると、アルバメットの方が安価であり、価格的メリットがあります。
アルバメットは、金属ベリリウムと同様に粉末冶金で製造されます。粉末自体がアルミとベリリウムの複合材となっているため、製造された材料は均一な特性を示します。
アルバメットによる軽量化
アルバメットの剛性は196GPa、比重は2.1g/cm3であり、高い比剛性(剛性/比重)を有しています。軽量化を目的に、航空機、人工衛星、及び民生用途における光学や構造部材に用いられています。
アルバメットの優れた熱特性
アルバメットは、アルミ合金よりも、軽量、低熱膨張、高熱伝導性を有しているため、航空電子工学、人工衛星および民生用の放熱板に用いられています。
アルバメットの特性については、アルバメット データシートをダウンロードして下さい。
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